半導体洗浄装置メーカー20社を比較 枚葉・バッチ・ドライ方式の選び方

最終更新日:2026年07月24日

半導体洗浄装置は、パーティクル、金属汚染、有機物、レジスト残渣、研磨材などを除去し、次工程への汚染持ち込みや歩留まり低下を抑えるための装置です。

メーカーを比較するときは、枚葉式・バッチ式という処理形態だけでなく、ウェット・ドライの方式、200mm・300mmなどの対応径、Si・SiC・GaNなどの材料、処理能力、乾燥方式、薬液・純水の使用量まで同じ条件で確認する必要があります。

目次

半導体洗浄装置メーカー20社の比較表

洗浄方式・処理形態、対象ウェーハ・対応径、主な工程・除去対象を比較しています。対応可否と処理能力は、実サンプルと量産条件を各社へ提示して確認してください。

会社名 サービスの特徴 洗浄方式・処理形態 対象ウェーハ・対応径 主な工程・除去対象

SCREENセミコンダクターソリューションズ

枚葉式・バッチ式・スピンスクラバを幅広く展開

枚葉式・バッチ式・スピンスクラバ・薬液洗浄
150・200・300mmウェーハ、表面・裏面・エッジ
前工程洗浄、レジスト剥離、ウェットエッチング、パーティクル除去

東京エレクトロン

枚葉・バッチ・スクラバ・ドライ洗浄を用途別に展開

枚葉式・バッチ式・スクラバ・低温エアロゾル式ドライ洗浄
150・200・300mmウェーハ、先端ロジック・メモリ
物理洗浄、薬液洗浄、酸化拡散前、ポストエッチ、レジスト剥離

Lam Research

枚葉スピン技術を用いたウェット洗浄装置を展開

枚葉式ウェット洗浄・ドライプラズマ
ウェーハ表面・裏面・エッジ、前工程・先端パッケージ
薬液洗浄、ウェットエッチング、ベベル・エッジ残膜除去

ACM Research

メガソニック・バッチ・裏面・CMP後洗浄を製品化

枚葉式・バッチ式・メガソニック
200・300mm、Si・SiC、先端パッケージ
CMP後、裏面、高アスペクト比構造、パーティクル除去

芝浦メカトロニクス

CMP後洗浄とファイナル洗浄に特化した枚葉式装置を展開

枚葉式・ブラシ洗浄・スピン処理
300mmウェーハ、表面・裏面・エッジ、パネル
CMP後、工程間、ファイナル洗浄、スラリー・パーティクル除去

ジェイ・イー・ティ

200・300mmのバッチ式と高温枚葉式を展開

バッチ式・枚葉式・薬液洗浄
200・300mmウェーハ、前工程量産ライン
前工程洗浄、膜除去、レジスト剥離、高温薬液処理

PHT

ウェハ搬送・剥離・洗浄を一体で設計

バッチ式・枚葉式・剥離洗浄・自動搬送
200・300mm、Si・SiC・GaN・InP・ガラス
ワイヤーソー後、研磨後、アルカリエッチング、キャリア基板洗浄

至純 PNC Japan

200・300mmの50枚バッチ式ウェットベンチを展開

50枚バッチ式ウェット洗浄・IPA乾燥
200・300mmウェーハ、FOUP・SMIF対応
PR剥離、前後洗浄、窒化膜除去、メタルエッチング

プレテック

カセットレス搬送と高周波洗浄技術を組み合わせる

バッチ式・枚葉式・超音波・2流体洗浄
Si・GaAs・フォトマスク・ディスク
CMP後、研磨材・パーティクル除去、薬液・純水洗浄

ジャパンクリエイト

研究用小型機から量産自動機まで自社製造

バッチ式・枚葉式・スピン洗浄・超音波
300mm、Si・化合物半導体・LED・FPD
ウェーハ洗浄、ウェットエッチング、リンス、スピン乾燥

エコーテック

ウェハメーカー向け洗浄・薬液供給設備を個別設計

バッチ式・枚葉式・薬液洗浄・個別設計
8・12インチ、Si・再生ウェーハ・化合物半導体
CMP後、DSP後、ファイナル洗浄、酸・アルカリエッチング

MTK

SiC・GaNなど多様な基板を小型枚葉機で処理

枚葉式・両面・裏面・ベベル洗浄
2~12インチ、Si・SiC・GaN・GaAs・InP・ガラス
オゾン水・水素水洗浄、表裏面・エッジ洗浄、研究開発

ナノテック

SiC・GaNの研磨後洗浄に特化した枚葉装置を開発

枚葉式・オーダーメイド洗浄
SiC・GaNなどの化合物半導体
ラップ・研磨後洗浄、パワー半導体基板の精密洗浄

高田工業所

リフトオフ・レジスト剥離向け枚葉装置とバッチ装置を設計

枚葉式・バッチ式・薬液洗浄
2~12インチ、Si・SiC・GaN・GaAs・InP
レジスト剥離、リフトオフ、RCA洗浄、有機薬液処理

ダイキンファインテック

開発から量産まで拡張できるモジュール式洗浄装置を展開

バッチ式・枚葉式・スクラブ・薬液洗浄
Siウェーハ、MEMS、パワー半導体、開発~量産
RCA洗浄、膜除去、ポリマー除去、レジスト剥離、各種エッチング

ヴァリアス

洗浄・剥離・薬液供給を工程条件に合わせて個別設計

枚葉式・バッチ式・スクラブ・超音波DIP
4・6インチを含む各種ウェーハ・電子部品
CMP後洗浄、レジスト剥離、スクラブ、リンス、乾燥、薬液供給

ダイトロン

枚葉・バッチ式のRCA洗浄をサンプル評価から検討

枚葉式・バッチ式のRCAウェット洗浄
半導体ベアウェーハ、MEMS
酸・アルカリ洗浄、レジスト剥離、薬液サンプルテスト

セイブ

洗浄装置の新規製作から既設機の改造・保守まで対応

ウェット洗浄・バッチ式・枚葉式ラップ後洗浄
シリコンウェーハ、ガラス基板、各種半導体ワーク
研磨後洗浄、HF洗浄、薬液洗浄、エッチング、装置改造

ECP

シリコンウェーハ向け特殊洗浄装置を仕様別に設計

カスタム洗浄装置・マルチクリーナー
4・5・6・8インチ、300mmシリコンウェーハ
シリコンウェーハ洗浄、特殊仕様、少量多品種装置

エコー技研

150~450mmのウェーハ製造工程と50枚処理に対応

50枚バッチ洗浄・薬液洗浄・独自乾燥
150・200・300・450mmシリコンウェーハ
Pre、PostPolish、PostDSP、Epi前後、Final洗浄、薬液供給

半導体洗浄装置メーカー20社の詳細

SCREENセミコンダクターソリューションズ

枚葉式・バッチ式・スピンスクラバを幅広く展開

SCREENセミコンダクターソリューションズは、ウェットステーション、枚葉式洗浄装置、スピンスクラバ、裏面洗浄装置を展開しています。前工程の複数箇所で使う量産装置を、ウェハサイズや処理内容に合わせて選びたい場合に候補になります。

主な製品・装置

  • SU-3400: 300mmウェハ対応の枚葉式洗浄装置。24チャンバー構成に対応し、薬液洗浄、リンス、乾燥をウェハごとに処理する量産機です。
  • FC-3100: 複数枚のウェハを処理槽でまとめて洗浄するウェットステーション。洗浄、ウェットエッチング、レジスト剥離などに使用します。
  • SS-3300S: ブラシや純水を用いてウェハ表面のパーティクルを除去するスピンスクラバです。
  • SB-3300: ウェハ裏面をブラシと薬液で洗浄し、裏面やエッジ由来の汚染を抑える装置です。

SCREENセミコンダクターソリューションズの会社概要

会社名株式会社SCREENセミコンダクターソリューションズ
主な対応領域枚葉式・バッチ式洗浄、スピンスクラバ、裏面洗浄
公式URLhttps://www.screen.co.jp/spe/products

東京エレクトロン

枚葉・バッチ・スクラバ・ドライ洗浄を用途別に展開

東京エレクトロンは、枚葉式、バッチ式、スクラバ、低温エアロゾル式のドライ洗浄装置を展開しています。薬液処理、物理洗浄、レジスト剥離、ドライ環境でのパーティクル除去まで、工程ごとに方式を選べます。

主な製品・装置

  • CELLESTAシリーズ: 300mmウェーハ対応の枚葉式洗浄装置です。
  • EXPEDIUSシリーズ: 50枚を処理する300mm対応のバッチ式ウェット洗浄装置です。
  • ANTARESシリーズ: 低温エアロゾルで微細パーティクルを除去する300mm対応のドライ洗浄装置です。
  • NSシリーズ: ブラシや純水を使う300mm対応のスクラバ洗浄装置です。

東京エレクトロンの会社概要

会社名東京エレクトロン株式会社
主な対応領域枚葉式・バッチ式洗浄、物理洗浄、レジスト剥離
公式URLhttps://www.tel.co.jp/product/all/

Lam Research

枚葉スピン技術を用いたウェット洗浄装置を展開

Lam Researchは、枚葉スピン方式のウェット洗浄装置と、ウェハエッジを対象とするドライプラズマ洗浄装置を展開しています。先端デバイスからパワー半導体、センサー、先端パッケージまで複数工程で洗浄を検討する場合に候補になります。

主な製品・装置

  • EOS: 低欠陥と高い処理能力を重視した枚葉式ウェット洗浄装置。複数の前工程洗浄に使用します。
  • DV-Prime: 枚葉スピン技術により、薬液処理、リンス、乾燥を行うウェット洗浄・ウェットエッチング装置です。
  • Da Vinci: 幅広いウェハ洗浄工程に対応する量産用枚葉式プラットフォームです。
  • Coronusシリーズ: ウェハ表面ではなく、ベベルやエッジ周辺の残膜・汚染をプラズマで除去する装置です。

Lam Researchの会社概要

会社名Lam Research Corporation
主な対応領域枚葉式ウェット洗浄、ウェットエッチング、エッジ洗浄
公式URLhttps://www.lamresearch.com/technology/wet-clean/

ACM Research

メガソニック・バッチ・裏面・CMP後洗浄を製品化

ACM Researchは、メガソニックを精密制御する独自技術を軸に、枚葉式、バッチ式、裏面洗浄、CMP後洗浄、SiC洗浄などの装置を展開しています。微細構造を壊さずにパーティクル除去性能を高めたい場合に候補になります。

主な製品・装置

  • Ultra C SAPS: メガソニック振動子とウェハの位置関係を制御し、平坦面やパターン面を均一に洗浄する枚葉式装置です。
  • Ultra C TEBO: 気泡振動を制御し、FinFET、3D NAND、深いビアなど壊れやすい高アスペクト比構造を洗浄します。
  • Ultra C Tahoe: バッチ槽と枚葉チャンバーを組み合わせたSPM洗浄装置。処理性能と薬液使用量の両面から検討できます。
  • Ultra C wb・Ultra C b: 前者は200・300mm対応のバッチ式ウェットベンチ、後者は非接触チャックを使う裏面洗浄・エッチング装置です。
  • Ultra C Post-CMP・SiC: CMP後のスラリー除去や、薄く割れやすいSiC基板の洗浄に特化した装置です。

ACM Researchの会社概要

会社名ACM Research, Inc.
主な対応領域メガソニック洗浄、バッチ洗浄、裏面・CMP後・SiC洗浄
公式URLACM Research公式サイト

芝浦メカトロニクス

CMP後洗浄とファイナル洗浄に特化した枚葉式装置を展開

芝浦メカトロニクスは、300mmウェハのCMP後洗浄とファイナル洗浄を中心に、枚葉式洗浄装置を展開しています。研磨後のスラリー除去や、出荷前の最終清浄度を重視する場合に候補になります。

主な製品・装置

  • SC300-CCシリーズ: 300mmウェハ対応のCMP後枚葉式洗浄装置。両面自公転ブラシを備え、研磨機と連結してウェット搬送できます。
  • SC300-FCシリーズ: 300mmウェハの工程間洗浄と最終洗浄に対応する枚葉式装置です。
  • PDシリーズ: パネルの高清浄度洗浄やウェットエッチングを行うスピン処理装置です。

芝浦メカトロニクスの会社概要

会社名芝浦メカトロニクス株式会社
主な対応領域CMP後洗浄、工程間・最終洗浄、パネル洗浄
公式URLhttps://www.shibaura.co.jp/products/semicon/

ジェイ・イー・ティ

200・300mmのバッチ式と高温枚葉式を展開

ジェイ・イー・ティは、半導体前工程向けのバッチ式・枚葉式洗浄装置を開発、設計、製造、販売し、保守まで対応しています。洗浄槽の数や配列など、要求仕様に合わせたカスタマイズを重視する企業に向いています。

主な製品・装置

  • BW3700: 300mmウェハを50枚単位で処理するバッチ式装置。槽内流れ、排気、ウェハ保持を改良し、洗浄性能と省スペースを両立します。
  • BW3000: 300mmウェハ対応のバッチ式装置。洗浄槽の構成や数量を工程に合わせて変更できます。
  • BW2000: 200mmウェハ対応のバッチ式洗浄装置です。
  • HTS-300: 300mmウェハ対応の枚葉式装置。薬液を高温で処理し、処理時間と薬液使用量の削減を図る用途に使います。

ジェイ・イー・ティの会社概要

会社名株式会社ジェイ・イー・ティ
主な対応領域半導体前工程、バッチ式・枚葉式洗浄、カスタム設計
公式URLhttps://www.globaljet.jp/product/

PHT

ウェハ搬送・剥離・洗浄を一体で設計

PHTは、ウェハ搬送ロボットと洗浄装置の両方を手掛けています。シリコンウェハの製造工程に加え、SiC、GaN、InPなどの化合物半導体やガラスキャリア基板を対象に、搬送と洗浄を一体で設計したい場合に候補になります。

主な製品・装置

  • ウェハ自動剥離装置: ワイヤーソー後のウェハをプレート治具から剥離し、粗洗浄、枚葉洗浄、カセット収納まで自動化します。
  • ウェハ自動洗浄装置: バッチ式と枚葉式に対応し、200・300mmウェハや化合物半導体向けに仕様を調整します。
  • キャリア基板受入れ洗浄装置: チップレットや先端パッケージに用いるガラスキャリア基板を搬送・洗浄する装置です。
  • ウェハ搬送システム: EFEM、ソータ、工程間搬送を洗浄装置と接続し、投入から排出まで自動化します。

PHTの会社概要

会社名PHT株式会社
主な対応領域ウェハ搬送、剥離洗浄、枚葉・バッチ洗浄、化合物半導体
公式URLhttps://pht.co.jp/

至純 PNC Japan

200・300mmの50枚バッチ式ウェットベンチを展開

至純 PNC Japanは、半導体ウェハのウェット洗浄装置に特化し、200・300mm対応のバッチ式装置を展開しています。レジスト剥離、前後洗浄、膜除去、メタルエッチングを50枚単位で処理したい場合に候補になります。

主な製品・装置

  • ULTRON B300: 300mmウェハを50枚単位で処理するカセットレス型ウェット洗浄装置。内部に16FOUP分のバッファを持ち、OHT・AGVにも対応します。
  • ULTRON B200: 200mmウェハ対応の50枚バッチ式装置。PR剥離、Pre/Post clean、窒化膜除去、メタルエッチングなどに使用します。
  • IPA乾燥機: 洗浄後のウェハをIPA蒸気で乾燥し、ウォーターマークの抑制を図る乾燥モジュールです。

至純 PNC Japanの会社概要

会社名至純株式会社
主な対応領域バッチ式ウェット洗浄、200・300mmウェハ、IPA乾燥
公式URLhttps://www.pnc-j.co.jp/?page_id=77

プレテック

カセットレス搬送と高周波洗浄技術を組み合わせる

プレテックは、シリコンウェハ、フォトマスク、ガラス、ディスクなどの電子材料向け精密洗浄装置を開発しています。カセット接触部の洗浄ムラや、超音波によるダメージを抑えながらパーティクルを除去したい場合に向いています。

主な製品・装置

  • カセットレス洗浄装置: ウェハをカセットから取り出して槽間搬送し、接触部を含めて洗浄するバッチ式システムです。
  • Spin Sonic Cleaning System: ウェハを水平回転させ、薬液と高周波ジェットで両面を非接触洗浄する装置。CMP後、研磨後、成膜前後に使用します。
  • FINE-SONIC: 750kHzの高周波を用い、ウェハにダメージを与えずサブミクロン粒子を除去するバッチ式ユニットです。
  • FINE-JET: 純水へ400kHz、1.5MHz、3.0MHzの音波を重ねて噴射する枚葉洗浄用ノズルです。

プレテックの会社概要

会社名株式会社プレテック
主な対応領域カセットレス洗浄、高周波・非接触洗浄、電子材料
公式URLhttps://www.pre-tech.co.jp/product/

ジャパンクリエイト

研究用小型機から量産自動機まで自社製造

ジャパンクリエイトは、ウェハ洗浄、エッチング、乾燥などのウェットプロセス装置を自社で製造しています。研究用の小型機から量産用の自動装置まで、基板や工程に合わせてカスタムしたい場合に候補になります。

主な製品・装置

  • 300mmウェハ自動洗浄装置: カセット単位で複数枚を処理するバッチ式装置。薬液槽、リンス槽、乾燥工程を自動搬送します。
  • 枚葉式自動洗浄装置: ウェハを1枚ずつスプレー処理し、異なる薬液間のクロスコンタミネーションを抑える装置です。
  • スピン洗浄装置: ウェハや基板を回転させ、薬液、純水、乾燥を1枚単位で行います。
  • スピンドライヤー: 洗浄後のウェハを高速回転させて乾燥する装置。手動機から自動機まで構成できます。

ジャパンクリエイトの会社概要

会社名ジャパンクリエイト株式会社
主な対応領域ウェハ洗浄、エッチング、スピン処理、乾燥、カスタム装置
公式URLhttps://japancreate.co.jp/products/wet-process/

エコーテック

ウェハメーカー向け洗浄・薬液供給設備を個別設計

エコーテックは、半導体ウェハ洗浄装置と薬液供給装置を、開発機から量産設備までオーダーメイドで設計・製作しています。既製装置では対応しにくい基板条件や既設ラインへの接続を含めて相談したい企業に向いています。

主な製品・装置

  • シリコンウェハ洗浄装置: 8・12インチのシリコンウェハや再生ウェハを対象に、最終洗浄、CMP後洗浄、DSP後洗浄を行う装置です。
  • 酸・アルカリエッチング装置: 各種半導体基板を酸・アルカリ薬液でエッチングし、処理条件を安定制御するカスタム装置です。
  • 薬液供給装置: 洗浄装置へ薬液を供給し、濃度、温度、流量、補給を管理する設備です。
  • 開発機・量産用生産設備: プロセス相談、設計、据付、改造、定期修理まで一貫して構築します。

エコーテックの会社概要

会社名エコーテック株式会社
主な対応領域ウェハ洗浄、CMP・DSP後洗浄、薬液供給、オーダーメイド
公式URLhttps://www.echo-tech.jp/

MTK

SiC・GaNなど多様な基板を小型枚葉機で処理

MTKは、半導体、MEMS、センサー、化合物半導体、フォトマスク向けの洗浄・ウェット処理装置を展開しています。複数のウェハサイズや特殊基板を、比較的小型の枚葉式装置で処理したい場合に候補になります。

主な製品・装置

  • MTK-CLシリーズ: 薬液処理、純水洗浄、乾燥を行う枚葉式ウェット処理装置。片面、両面、裏面、ベベル処理を仕様に合わせて構成します。
  • 2流体ジェット洗浄: 純水とガスを混合して噴射し、ウェハ表面のパーティクルを物理的に除去します。
  • ベルヌーイチャック対応装置: ウェハ表面へ接触せずに保持し、薄ウェハの裏面処理や膜除去を行います。
  • オゾン水・水素水生成装置: 有機物、パーティクル、残留イオンの除去を補助する機能水を洗浄工程へ供給します。

MTKの会社概要

会社名株式会社MTK
主な対応領域枚葉式ウェット処理、化合物半導体、裏面・両面洗浄、機能水
公式URLhttps://www.mtk-2.com/

ナノテック

SiC・GaNの研磨後洗浄に特化した枚葉装置を開発

ナノテックは、SiC・GaNなどの化合物半導体を対象とする枚葉洗浄装置を設計・開発しています。ラップや研磨の後に残る粒子や加工残渣を除去する工程を、基板特性に合わせて構築したい場合に候補になります。

主な製品・装置

  • SiC対応枚葉洗浄装置: SiCウェハのラップ・研磨後洗浄を目的とする装置。硬く割れやすい基板のハンドリングと洗浄条件を個別に設計します。
  • GaN対応枚葉洗浄装置: GaNウェハの研磨後に残るパーティクルや加工残渣を除去する装置です。
  • オーダーメイド洗浄ソリューション: 基板サイズ、前工程、汚染物、処理枚数に応じて装置と洗浄プロセスを設計します。

ナノテックの会社概要

会社名ナノテック株式会社
主な対応領域SiC・GaN枚葉洗浄、ラップ・研磨後洗浄
公式URLhttps://www.nano-tec.co.jp/

高田工業所

リフトオフ・レジスト剥離向け枚葉装置とバッチ装置を設計

高田工業所は、枚葉式・バッチ式のウェット処理装置を設計・製作しています。レジスト剥離、リフトオフ、エッチング、RCA洗浄など、有機・無機薬液と物理洗浄を組み合わせたい場合に候補になります。

主な製品・装置

  • TWPシリーズ: 2~12インチのSi・化合物半導体に対応する量産用枚葉式装置。リフトオフ、レジスト剥離、有機洗浄を行います。
  • TWPmシリーズ: 研究開発・少量試料向けの1チャンバー型コンパクト枚葉装置です。
  • TCX100: ダイシング後のウェハや基板に残るメタル、切削屑などを除去するマルチファンクション洗浄装置です。
  • バッチ式ウェハ自動洗浄装置: APM、HPM、SPMなどの薬液、キャリアレス搬送、スピン・IPA乾燥を工程に合わせて構成します。

高田工業所の会社概要

会社名株式会社高田工業所
主な対応領域枚葉・バッチウェット処理、レジスト剥離、化合物半導体
公式URL高田工業所公式サイト

ダイキンファインテック

開発から量産まで拡張できるモジュール式洗浄装置を展開

ダイキンファインテックは、半導体・MEMS向けのバッチ式、枚葉式、リフトオフ、ポリマー除去などのウェットプロセス装置を展開しています。標準装置だけでなく、対象工程に合わせたプロセス支援とカスタマイズにも対応します。

主な製品・装置

  • S-FORM: 処理槽をモジュール化したコンパクトなバッチ式洗浄装置。構成を組み替え、開発用途から量産用途へ拡張できます。
  • KJ・ZEN: 半導体向けのバッチ式ウェットステーションと枚葉式マルチプロセッサです。
  • BLO・CLO・SLO・FLO: バッチ式・枚葉式のリフトオフ装置群です。

ダイキンファインテックの会社概要

会社名ダイキンファインテック株式会社
主な対応領域半導体・MEMS洗浄、リフトオフ、ポリマー除去、ウェットプロセス
公式URLhttps://wp.daikin-finetech.co.jp/

ヴァリアス

洗浄・剥離・薬液供給を工程条件に合わせて個別設計

ヴァリアスは、半導体向け洗浄装置、レジスト剥離装置、エッチング装置、薬液供給装置をオーダーメイドで設計・製作しています。枚葉式とバッチ式の両方に対応し、自動搬送を含む構成も検討できます。

主な製品・装置

  • 枚葉式ウェーハ洗浄装置: 超音波、リンス、N2ブロー、スピン乾燥を組み合わせます。
  • CMP処理後スクラブ洗浄装置: スクラブ、超音波DIP、パルスジェット、リンスを工程化します。
  • レジスト剥離・薬液供給装置: 薬液、濃度、温度、流量、搬送条件に合わせて構成します。

ヴァリアスの会社概要

会社名ヴァリアス株式会社
主な対応領域半導体洗浄、レジスト剥離、CMP後洗浄、薬液供給
公式URLhttps://www.various-x.jp/products/products1.html

ダイトロン

枚葉・バッチ式のRCA洗浄をサンプル評価から検討

ダイトロンは、半導体ベアウェーハ向けのRCA洗浄装置を取り扱っています。酸・アルカリによる洗浄と、剥離液によるレジスト剥離を対象に、枚葉式とバッチ式から用途に合う構成を検討できます。

薬液を使ったサンプルテストにも対応しているため、MEMSやウェーハ製造工程で、洗浄後のパーティクル、金属汚染、表面状態を実サンプルで確認してから装置仕様を詰めたい場合に候補になります。

ダイトロンの会社概要

会社名ダイトロン株式会社
主な対応領域半導体ベアウェーハ向けRCA洗浄、レジスト剥離
公式URLhttps://www.daitron.co.jp/products/rca_cleaning_device.html

セイブ

洗浄装置の新規製作から既設機の改造・保守まで対応

セイブは、半導体関連の洗浄装置、現像装置、エッチング装置、剥離装置について、設計、製作、組立、配管、計装まで対応しています。新規装置に加え、既設装置の修理や改造も相談できます。

主な製品・装置

  • ウェーハ洗浄装置: 研磨直後のシリコンウェーハを洗浄し、搬送ロボットでキャリアへ収納します。
  • HFウェーハ洗浄装置: キャリア内のウェーハをフッ酸と純水で処理するウェット装置です。
  • ラップ後洗浄機・バッチ式洗浄装置: 単体機から自動搬送を含む構成まで製作実績があります。

セイブの会社概要

会社名株式会社セイブ
主な対応領域半導体ウェット装置、研磨後洗浄、薬液洗浄、既設機改造
公式URLhttps://k-seibu.co.jp/

ECP

シリコンウェーハ向け特殊洗浄装置を仕様別に設計

ECPは、半導体シリコンウェーハ向け洗浄装置を得意とし、顧客仕様に合わせた特殊洗浄装置を設計・製造しています。大量生産型の標準装置では対応しにくいウェーハ径や工程条件を相談したい場合に候補になります。

主な製品・装置

  • 300mm CLEANER Type1・Type2: 300mmシリコンウェーハ向けの洗浄装置です。
  • 6・8インチ Multi-CLEANER: 複数サイズに対応する洗浄装置です。
  • 4・5・6・8インチ Multi-CLEANER: 研究開発や既存ライン条件に合わせて比較できます。

ECPの会社概要

会社名株式会社ECP
主な対応領域シリコンウェーハ洗浄、300mm・4~8インチ、特殊装置設計
公式URLhttps://www.eqclpr.com/

エコー技研

150~450mmのウェーハ製造工程と50枚処理に対応

エコー技研は、シリコンウェーハ製造工程向けの洗浄装置を設計、製造、据え付けまで対応しています。150mm・200mm・300mmに加えて、450mm向け装置も製品ラインアップに含まれます。

300mmウェーハでは、Pre、PostPolish、PostDSP、Epi前後、Final洗浄を展開しています。ウェーハ間ピッチ5mmで25枚を2組、計50枚処理する構成や、GEM300、SMIF、AGV、OHTとの連携を含む量産設備を比較したい場合に向いています。

エコー技研の会社概要

会社名エコー技研株式会社
主な対応領域ウェーハ製造工程、150~450mm、50枚バッチ、最終洗浄
公式URLhttps://www.echo-giken.co.jp/?page_id=547

半導体洗浄装置の選び方を方式・ウェーハ・工程から整理

洗浄装置はメーカー名から選ぶのではなく、除去対象、ウェーハ材料、処理枚数、前後工程を先に整理して候補を分けます。試作機と量産機では必要な自動搬送や処理能力が異なり、同じ薬液を使う場合でも乾燥方式によってウォーターマークやパターン倒壊のリスクが変わります。

導入目的候補になりやすい方式確認する仕様
微細パターンを低ダメージで洗浄枚葉式、メガソニック、低温エアロゾル洗浄力、パターン倒壊、表面荒れ、処理時間
多数のウェーハを一括処理バッチ式ウェットステーション1バッチの枚数、槽構成、薬液交換、再付着
CMP後のスラリーを除去枚葉式ブラシ、スクラブ、超音波・2流体表裏面・エッジ、残留粒子、乾燥、研磨機連結
SiC・GaNの研磨後洗浄化合物半導体対応の枚葉式・バッチ式材料適合、ウェーハ径、薄ウェーハ搬送、金属汚染
薬液・純水を抑えて処理ドライ洗浄、エアロゾル、プラズマ除去対象、膜ダメージ、チャージ、排気、処理能力
特殊基板や既設ラインへ導入オーダーメイド装置ワーク形状、搬送、薬液、設置面積、既設通信

枚葉式・バッチ式・ドライ洗浄の違い

枚葉式洗浄装置

枚葉式はウェーハを1枚ずつ処理し、ウェーハごとに薬液、リンス、物理洗浄、乾燥の条件を制御します。微細パターン、CMP後、表裏面・エッジなど、処理条件を細かく変えたい工程に向きます。比較時はチャンバー数、ウェーハ1枚当たりの処理時間、レシピ切り替え、搬送中の乾燥防止を確認します。

バッチ式洗浄装置

バッチ式は複数枚のウェーハをキャリア単位で処理槽へ投入します。酸化拡散前洗浄、膜除去、レジスト剥離など、同一条件で多数枚を処理する工程に向きます。1バッチの枚数だけでなく、薬液の持ち込み、パーティクル再付着、槽間搬送、IPA乾燥などを同じ条件で比較します。

ドライ洗浄装置

ドライ洗浄は、低温エアロゾルやプラズマなどを使い、薬液や純水を使わずにパーティクルや残膜を除去する方式です。水分や薬液による腐食、ウォーターマーク、微細構造へのダメージを避けたい工程で候補になります。ただし、除去できる汚染物質や膜への影響が方式ごとに異なるため、実サンプルで表面状態を確認します。

200mm・300mmとSiC・GaNで変わる装置仕様

200mmと300mmでは、FOUP・SMIF、ロードポート、OHT・AGV、装置前面の構成が変わります。既存ラインへ増設する場合は、ウェーハ径だけでなく、キャリア、ノッチ・オリフラ、ID読み取り、上位通信、搬送高さをそろえる必要があります。

SiC・GaNなどの化合物半導体では、シリコン用レシピをそのまま流用できるとは限りません。研磨材、金属汚染、表面粗さ、薄ウェーハの保持、エッジ欠けなど、材料固有の評価項目を設定し、対応実績のある装置でサンプル洗浄を行います。

工程別に見る半導体洗浄装置

RCA洗浄・酸化拡散前洗浄

RCA洗浄では、パーティクル、有機物、金属汚染、自然酸化膜を工程条件に合わせて除去します。薬液濃度、温度、処理時間、槽材質、超純水、乾燥まで一連の条件として比較します。

CMP後洗浄

CMP後は、研磨スラリー、パッド由来の粒子、金属汚染を除去します。表面だけでなく裏面・エッジへの回り込み、ブラシ接触による傷、研磨機から洗浄装置までのウェット搬送を確認します。

ポストエッチ・レジスト剥離

エッチング後やレジスト剥離では、ポリマー、残渣、不要膜を除去します。対象膜に対する選択性、腐食、薬液材質、防爆・排気、リンス後の残留を評価します。

ウェーハ製造の最終洗浄

ウェーハメーカーの最終洗浄では、出荷品質を満たすパーティクル・金属汚染管理と量産安定性が重要です。50枚処理、乾燥、GEM300、OHT・AGV連携など、ライン全体の仕様を確認します。

処理能力とTCOを比較する

装置本体価格だけでは導入後の負担を判断できません。処理能力、薬液・純水、排液、消耗品、保守、設置面積、停止時間を含めて比較します。

比較項目確認する内容
処理能力WPH、1バッチの枚数、処理時間、チャンバー数、レシピ切り替え時間
洗浄品質除去率、残留パーティクル、金属汚染、表面粗さ、ウォーターマーク
薬液・純水1枚・1バッチ当たりの使用量、再利用、交換頻度、排液処理
乾燥スピン、IPA、N2、独自乾燥、パターン倒壊や乾燥痕の有無
稼働率予防保全、部品交換、槽・配管洗浄、復旧時間、国内保守拠点
設置・接続フットプリント、搬入、電源、排気、薬液、超純水、上位通信

サンプル洗浄評価で確認する項目

  • 洗浄前後のパーティクル数とサイズ分布
  • 金属汚染、有機物、レジスト・ポリマー残渣
  • 表面粗さ、膜厚、エッチング量、選択比
  • パターン倒壊、傷、欠け、腐食、ウォーターマーク
  • 表面・裏面・エッジの清浄度
  • 処理時間、WPH、薬液・純水使用量
  • ウェーハ保持、薄ウェーハ搬送、反りへの追従
  • 検査装置へ渡す欠陥マップやロット情報

半導体洗浄装置の導入手順

  1. 対象ウェーハ、工程、汚染物質、目標清浄度を整理する
  2. 枚葉・バッチ・ドライと必要な搬送方式を仮決定する
  3. メーカーへ同一条件のサンプルと評価基準を渡す
  4. 洗浄品質、処理能力、薬液・純水、乾燥を比較する
  5. 設置、ユーティリティ、上位通信、保守体制を確認する
  6. 量産レシピ、受入条件、検査方法を合意して導入する

半導体洗浄装置に関するFAQ

枚葉式とバッチ式のどちらを選べばよいですか?

微細パターンやウェーハごとの精密制御を重視するなら枚葉式、多数枚を同一条件で処理するならバッチ式が候補です。必要なWPH、薬液使用量、再付着、設置面積を同じ生産量で比較してください。

ドライ洗浄だけでウェット洗浄を置き換えられますか?

すべての汚染物質を置き換えられるとは限りません。ドライ方式はパーティクルや残膜に適する一方、金属汚染や自然酸化膜などは薬液処理が必要な場合があります。工程ごとにウェットとの併用を検討します。

SiC・GaNはシリコン用装置で洗浄できますか?

装置構成上は対応できても、薬液、保持、研磨材、薄ウェーハ搬送などの条件が異なります。対象材料の対応実績と実サンプルでの評価結果を確認してください。

処理能力はWPHだけを見ればよいですか?

WPHに加えて、レシピ切り替え、薬液交換、槽・チャンバー洗浄、搬送待ち、保守停止を含む実効稼働率を確認します。前後工程との速度差も含めてライン能力を計算します。

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半導体洗浄装置メーカーのまとめ

半導体洗浄装置は、枚葉式・バッチ式という分類だけでは選べません。対象ウェーハ、除去したい汚染物質、前後工程、処理能力、乾燥、薬液・純水、搬送・通信まで同じ条件で比較する必要があります。

候補を絞った後は、各社へ同じサンプルと評価基準を渡し、洗浄品質と量産条件を数値で確認してください。装置単体ではなく、検査、研磨、めっきなどの前後工程と接続したときの実効能力まで確認することが重要です。

免責事項

掲載内容は2026年7月24日時点で確認した各社公式サイトと製品情報をもとにしています。装置仕様、対応ウェーハ、洗浄方式、製品名、販売・保守体制は変更される場合があります。導入を検討する際は、対象ウェーハと要求仕様を提示したうえで各社へ最新情報を確認してください。